SEMINAR

7月12日(土)プロジェクト研究会「ジャワ王宮文化研究会」 Seminar 'Palace Culture in Jawa'を行いました。

日時:7月12日(土)14:00~
場所:世田谷キャンパス34号館 会議室B

Date 12nd, July, 2014, SAT 14:00~
Venue Setagaya Campus, 34th Building, Conference Room B

講師:
柴田 德文(政経学部)
戸津 正勝(アジア・日本研究センター客員研究員)
ミヤ・ドゥイ・ロスティカ(アジア・日本研究センター客員研究員(PD)、国士舘大学非常勤講師)
M・ジャクファル・イドルス(国士舘大学大学院政治学研究科博士課程)
谷美和子(ジャワ王宮舞踊研究家)
山村真美(ジャワ王宮舞踊研究家)


Lecturer
Tokubumi Shibata (Faculty of Political Science and Economics)
Masakatsu Tozu (Visiting Scholar, Asia-Japan Research Center)
Mya Dwi Rostika (Visiting Scholar, Asia-Japan Research Center (PD), Part-time Lecturer at Kokushikan University)
M. Jakfar Idrus (PhD Candidate at Graduate School of Political Science, Kokushikan University)
Miwako Tani (Javanese Dance Researcher)
Mami Yamamura (Javanese Dance Researcher)

コーディネーター 柴田 德文(政経学部)
Coordinator Tokubumi Shibata (Faculty of Political Science and Economics)

当日は、学生や外部講師も含め16名が出席して研究会が行われた。
柴田センター長から、この回の研究会の狙いとして、①伝統文化の継承と発展の意義の探究、②12月に予定しているシンポジウムに向けての研究整理、を考えている旨の挨拶があった。
ついで、戸津研究員から、「工芸とは何か」と「インドネシアにおける民族文化の歴史と性格」との題で以下の発表があった。
工芸について、伝統社会での発展と近代社会での発展があり、伝統社会では、貴族的工芸として、上流階級の工芸として、庶民的工芸としてのそれぞれの特徴の紹介、また近代社会では、ファインアートとしての工芸家の工芸、工業製品としての工芸のそれぞれの特色の紹介があった。またインドネシアにおける民族文化については、王宮がその継承者としての役割を果たしていること、そしてその中心にバティックや舞踊、またガムラン音楽やクリス、ワヤンなどがあることの紹介、そしてその中でもバティックと舞踊が研究の中心課題となることの紹介があった。
次いで、柴田センター長から、継承するに足る伝統文化とは何か、それを継承保存するためにはどのような社会的基盤が必要なのかを模索しなければならないこと、伝統工芸を生き残らせてゆくためには、伝統技能の利点を生かせる新しい需要分野を探してゆかなければならないという提唱があった。
大学院の学生からは、中国では、文化大革命で伝統が破壊され現在残っていないこと、日本に来て初めて伝統文化の存在に目を向けさせられたこと、イスラム教によってジャワ伝統の文化に接する機会が希薄だったこと、学校生活で伝統文化を学習してきたことなど、活発な意見の表明があった。
山村さんからは、インドネシアで伝統舞踊を研究し始めて、日本の伝統文化の重要性に気が付き、現在日本の舞踊習得などを通して学んで行っていることの報告があった。

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