SEMINAR

3月4日(金)プロジェクト研究会「中国社会変動周期説とその現代的意義」 Seminar 'The Discussion on Circles in Chinese Society and Its Realistic Significance' を行いました。

日時:3月4日(金) 15:00~17:00
場所:町田キャンパス 図書館 4階 ラーニングコモンズスペース プレゼンテーションエリア
講師:王 元 (東北文化学園大学 総合政策学部 総合政策学科 准教授)

Date:4th, March, 2016, FRI 15:00~17:00
Venue:Machida Campus, Library, 4F Learning Commons Space, Presentation Area
Lecturer:Yuan Wang (Associate Professor, Faculty of Policy Management, Tohoku Bunka Gakuen University)


「中国社会変動周期説とその現代的意義」と題して王元氏による研究報告が3月4日、町田キャンパス図書館内で行われた。
王氏は、20世紀中国革命前期における世界的な中国人自然科学者の李四光博士が20世紀初めに唱えた中国史変動800年周期説の紹介を中心にして報告を行った。李博士は鍾乳洞内の石筍の分析を通じて、気候変動と中国王朝交代の時期的(周期的)関係性を発見した。中国革命の後、周期説は人々の関心を失ったが、近年では地球環境学の中塚武教授により日本の降水量の変化と日本史における政治変動との関係が400年周期説として唱えられた。
歴史学や社会科学の研究分野はこれまでもっぱらその分野の研究者によってなされてきた。しかし、今では社会科学で仮説として扱われてきた法則が自然科学の進歩によって証明される時代が訪れている。伝統的な枠組みと共にそれを超える広い視野からの研究が求められる時代になっているのである。自然現象と社会変動とはどの程度の確率を以て立証できるのか。周期説によれば、現代はどのように位置づけられるのであろうか。変動期に当るのが21世紀である。少なくとも社会科学も、自然的法則性を念頭に入れておくことが必要である。
学年末試験も終わり、休暇中のキャンパスのため参加者は少なかったが、示唆に富む報告に出席者からは自由な雰囲気の中で質問が飛んだ。意見交換が活発になされた研究会であった。

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