SEMINAR

11月18日(金)プロジェクト研究会「発展と平和:アジアの経済協力を考える」 Seminar 'Development and Peace: In Conjunction with East Asian Economic Cooperation' を行いました。

日時:11月18日(金)14:40~16:10
場所:町田キャンパス 30号館 3階 30301教室
講師:石井 一也(香川大学法学部教授)

Date:18th, November, 2016, FRI 14:40~16:10
Venue:Machida Campus, 30th Building, 3F, 30301 Classroom
Lecturer:Kazuya Ishii(Professor, Faculty of Law, Kagawa University)

コーディネーター:平川 均(21世紀アジア学部)
Coordinator:Hitoshi Hirakawa (School of Asia 21)

報告は『身の丈の経済論-ガンディーの思想とその系譜』(法政大学出版局、2014年)の著者である石井一也教授を招いての開発と経済協力に関する発表であった。石井氏本人の経験を織り交ぜながらの報告となり、大変興味深いものであった。先ず、現在の世界が先進国と発展途上国との間の格差が拡大していること、同時に環境問題が深刻化していることが分かり易く説明され、次いで開発の歴史的経緯と開発経済学における問題関心の変化が辿られた。その後、開発と平和についての思想と実践の変遷が詳しく考察され、マハトマ・ガンディが人間と開発に関わりその在り方を追究した人物であり、経済開発が環境の中に組込まれるべきものであることが論じられた。興味深かったのは、特に綿花の生産を行う中での人間(報告者)と自然の相互交流が述べられ、協力においては開発あるいは発展の本質を忘れてはならないことが参加者に訴えられた。東アジアの成長と発展は現在、経済の観点に偏って論じられることが多く、自然はもちろん人間に対しても配慮を欠く開発が進められる傾向が強い。そうした成長の在り方を批判的な目で捉え、人間にとっての開発の在り方を考えるべきであるというのが報告のメッセージとして伝わるものであった。セミナーには本学部の学生のほか外部からも聴講者が少なからず参加し、興味深く熱気に溢れるセミナーであった。

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