2010年度 世田谷市民大学 連続講義


「アジアの家族」

第6回 松岡先生 5月26日 1/9
インドの家族2 映画『家族の四季』から読み解く理想の家族

<レジュメ>
インド映画 『家族の四季~愛すれど遠く離れて』
原題:Kabhi Khushi Khabie Gham.../カビー・クシー・カビー・ガム.../時に喜び、時に悲しみ
製作年:2001年/言語:ヒンディー語/上映時間:210分
監督:カラン・ジョーハル ※2001年インド興行収入第2位
日本版DVD:
http://www.parco-city.com:1080/shop/18upl138/18upl138/item/view/shop_product_code/ULD-483 

<登場人物>※日本版DVDの字幕では、一部氏名の音引きが省略されています 
 ヤシュ・ラーイチャンド(富豪の実業家)・・・・・・・・・・・・・・アミターブ・バッチャン
 ナンディニー・ラーイチャンド(ヤシュの妻)・・・・・・・・・・ジャヤー・バッチャン
 ラーフル・ラーイチャンド(長男、養子)・・・・・・・・・・・・・・シャー・ルク・カーン
 ローハン・ラーイチャンド(次男、実子)・・・・・・・・・・・・・・リティク・ローシャン
 アンジャリー(ラーフルの妻、下町の菓子店の娘)・・・・・・カージョル
 プージャー(アンジャリーの妹)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カリーナー・カプール
 ナイナー(ラーフルの婚約者)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラーニー・ムケルジー

<ストーリー>
 大学生ローハンは、実業家の大富豪ヤシュ・ラーイチャンドの次男。大学の寮からデリーの家に帰る途中、
聖地ハリドワールにいる父方、母方両方の祖母の所に立ち寄った彼は、10年前に家を去った兄ラーフルが養子
であったこと、家を出たのは父の怒りに触れたためだったこと等々、これまで語られなかったいきさつを聞く
ことになる。10年前、ロンドンの大学院を出て帰国したラーフルは、父の眼鏡にかなった金持ちの娘ナイナー
と結婚するはずだった。だが、ラーフルは下町の菓子店の娘アンジャリーと恋に落ち、アンジャリーの父が死
んだのをきっかけに彼女と秘密裏に結婚してしまったのだ。
 父ヤシュは怒り、「お前はやはり私の血を分けた本当の息子ではないから、わが家がどれぐらい伝統と格式
のある家かわからないのだ」と言ってしまう。その言葉に傷ついたラーフルは、家を出て行ってしまったのだ
った。当時寄宿学校にいて詳しい事情を知らなかったローハンだが、祖母の話を聞いて、兄ラーフル一家を連
れ戻そうと決心する。
 兄ラーフル一家が住むのはロンドンだとわかり、父ヤシュには留学だと言って、ローハンはロンドンへとや
ってきた。そこでローハンは、10年前に会ったことのあるアンジャリーの妹プージャーと再会し、兄一家連れ
戻しの計画を打ち明ける。プージャーの助けで、身元を明かさないまま兄ラーフルの家に寄宿させてもらった
ローハンは、様々な手段を使って兄たちにインドへ帰る気持ちを起こさせようとする。
 やがてローハンが弟であるとわかったラーフルだったが、父ヤシュに対するわだかまりは消えなかった。
ローハンは一計を案じて両親をロンドンに呼び寄せ、ラーフル一家との偶然を装った再会をお膳立てする。
それでも、父ヤシュと兄ラーフルは和解しなかった。
 そんな時、ハリドワールにいるヤシュの母が亡くなった。葬儀で遺骸を焼く薪にヤシュとローハンが火を付
けようとした時、ラーフルも駆けつけてきて手を添える。それを見たナンディニーは、これまでの夫ヤシュの
間違った言動を非難し、ついにヤシュも折れる。こうして父ヤシュとラーフルの10年ぶりの対面が実現した..。